待ちに待ったデート当日。
一人で気合を入れ直す放課後の女子トイレ。
いつもより、少し濃くピンクのチークを入れて似た色のグロスを塗った。
「よし……」
デート楽しみ過ぎる〜♪
一人で舞い上がるあたしの元に、皐月が来た。
「あ、今日デート?」
「そうなの〜!皐月、ほんとにケーキバイキングありがとね!」
「……実はあれさ、前々から神木に頼まれてたんだよね」
「へ?碧依くんが?」
「うん。羽珠をデートに連れて行きたいんだけど、どこか良いとこないか…って。それで、あたしが考えて渡したの」
あたしが外でデートしたいって言ってたの聞いてくれてたんだ……
それを本気で考えてくれてたんだね?
碧依くんカッコ良過ぎるよ。
まだ、デート始まってないのにドキドキするじゃん。
「楽しんで来なよ、デート」
「うんっ。ほんとに、ありがとう皐月」
「お礼を言う相手は神木ね」
なんて笑う皐月にますます感謝。
碧依くんとのデート行きますか〜!!

