そんな単純バカなあたしは、家に帰ってからも碧依くんの後ろをついて歩きくっつく。
碧依くん好き〜!!
「…羽珠。なんでくっつくの?」
「くっつきたいから!」
「離れてよ。動きにくい」
「良いじゃん!ここ、あたしの部屋なんだから誰も来ないし〜♪」
なんて思って碧依くんを後ろから、ぎゅっと抱きしめてると………
ーーガチャッ!!
勢い良くノックナシで弟が勝手に入って来やがった!!
「……何してんの?姉ちゃん……」
「うるさいわね!楚良!勝手に部屋入んないで!」
「や、碧依のこと貸して?」
「はぁー!?碧依くんはモノじゃないから貸せないもん!」
「なぁ、碧依!俺とゲームしようぜ!中古で新しいカセット買って来た!」
「うん。する」
はぃぃぃ!!?
彼女<弟ですか!?
しゅんと落ち込むあたしの頭を碧依くんは優しく撫でて言った。
「我慢できる?ちゃんと羽珠のとこ戻って来るから」
「うん……」
「ん、良い子」
い、良い子だって!!
褒められたぁ!!
このまま、ずーっと碧依くんがいてくれれば良いのに……。

