猫系男子は時々ライオン




あたしの家は碧依くんちとは全く違う狭いマンション。


パパ、ママ、あたしと高1の弟の楚良(そら)の4人暮らし。


腕時計をチラッと見ると夕方4時半。


パパ帰って来てる!!



「いい?碧依くん……急だから、ほんとにパパに殴られるかもよ!?それでも、いいのね!?」

「あ…うん。頑張る…」


顔死んでる!!


あたしは恐る恐る家の鍵を開けて、玄関に行くとキチンと揃えられてたパパの靴。


碧依くん、覚悟して。


「たっ、ただいま〜♪ママ!!」

「おかえり〜!羽珠!……そ、そちらの男の子は…?」

「突然すいません。羽珠さんとお付き合いしてる神木碧依です。よろしくお願いしま…」

「きゃー!!帰国子女の彼氏様じゃない!羽珠!玉の輿よっ!!」

「ママ!落ち着いて!やめて!」


玄関響くから近所迷惑だわ!


碧依くん焦ってるし!


その時、騒ぎを聞き付けたパパがお茶を飲みながら出て来ちゃった……


「なんの騒ぎだ〜……ぶふぉっ!!」

「ちょ、パパ!汚い!お茶吹き出さないでよ!!」

「そうよ!帰国子女の彼氏様の前で恥さらしな!」


ママ、アンタも十分恥さらしだよ。