キッチンに来た羽珠が、後ろからそっと抱きついてくる。
可愛いんだけど………。
「えへへっ……あたしからも碧依くんの匂いがするー!」
「良かったじゃん。俺の匂い好きなんでしょ?」
「うん!あのね、起きたら碧依くんのTシャツ着てたの!ぶかぶか!」
「寝ぼけて自分で着たんじゃない」
「あたし碧依くんのこと好き過ぎて、とうとうそんなことまで!!」
ごめん嘘。
着せたの俺だからね。
てか、俺のTシャツだけ着て歩いて下は何も履いてないし……。
さっきから、パンツ見えてるんだけど。
「羽珠。何か履けば?パンツ見える」
「いいもん。ここに碧依くんしかいないし〜」
「襲われても文句ナシね」
「ひえっ!?そ、それは…!!」
「冗談。朝からそんなに盛んない。朝メシ食べる?」
「食べるー!!」
可愛い。
餌付けしてる気分だ。
羽珠は体的にツライだろうし、今日はゆっくり過ごそ………。

