お泊まりデートとは言っても、してることはいつもと変わらず………


碧依くんの部屋でゲーム対戦。


絶対にあたし負けちゃうんだけどね。


「あ〜もう!また負けたっ!少しは手加減してよ!相手は女の子だよ!?」

「手加減したら面白くないし、相手は羽珠だからいいの」

「良くないよ〜!帰国子女なら、レディーファーストして!」

「ゲームでレディーファーストって何…?」


ふてくされたあたしは、碧依くんのベッドでゴロゴロ。


んー……碧依くんの匂いって安心する。


大好き!!


「ねぇ、羽珠に寝られたら暇なんだけど」

「ゲームしてれば良いじゃん!」

「わがまま。かまってあげるから、拗ねないでよ」


そう言って、碧依くんはベッドに座る。


あたしの頭を膝に乗せて、膝枕してもらったり〜!


なんだか難しそうな本読んでる………


題名から何から何まで全部英語!


「これ、なんの本?」

「哲学」


頭良過ぎでしょ………


頭脳分けてほしいよ〜!