ずーっと抱きしめられ、キスをされたあたしはボケーっとしちゃって………


碧依くんの胸に寄り掛かった。


あたしのお腹に手を回してくれる。


ほんとに大好き〜!!


「眠たそう……。眠いの?」

「うん…」

「そろそろ帰る?もう6時になるし」

「……ヤダ。碧依くんとまだ一緒にいたいもん」


あたしのわがまま。


何も言わずに、頭を撫でくれる。


どれだけ、あたしを惚れさせれば気が済むの?


ものすごく、碧依くんのこと好きなんだけど……。



「すごいアホ面。…可愛い」

「か、可愛いわけないでしょ!今は絶対にバカにした!」

「してないよ。だって、そんな気の抜けた顔見れるのって俺の特権でしょ?違う?」

「うっ…そ、そうだけど……」


抱きしめる力が強まった手にきゅん。


嬉し過ぎて、つい笑顔が溢れちゃう…。



すると、碧依くんが耳元で小さく囁いた。


「……好き」


うはぁ〜………今日の妬いてくれた碧依くん、めちゃくちゃ甘いー!


こんな糖度高めな碧依くんも大好き!