【碧依side】
俺の席に来て早々、朝陽がニヤッと笑う。
朝から何…?
「碧依もなかなかやるじゃーん♪小宮ちゃんとお家デートしたんだろ?」
「したけど」
「なぁ、どこまでいった?ヤった?」
「ヤってない。何もしてない」
「嘘だぁ〜!!ちゅーはしたって皐月が言ってた!」
厄介。
多分、いや絶対に羽珠が星野に言って、星野が朝陽に言ったパターンね。
ここまで広まるとは……。
何も言えない俺の反応を見て、ケラケラ笑い出す。
サッカーボール顔面にぶつけてやりたい。
「俺も皐月とお家デートしたいなぁ…。ずっとデートしてねぇわ」
「すればいいじゃん。デート」
「する暇ねぇもん。自分のためだけに、サッカーしてるわけじゃねぇから。約束したろ?」
「……ん」
なんだかんだ言って朝陽は友達思い。
ウザイけど、そんなとこは嫌いじゃないから。

