扉を開けた先でびっくり。
部屋はものすごーく広いのに、とにかく物がない!
なさ過ぎる!
テレビと、ゲーム機、それから小さめの冷蔵庫とベッドとテーブル。
これしかない!
碧依くんらしいんだけどさ………。
「お邪魔します!碧依くんって、けっこう部屋にこもるタイプ?」
「うん、まぁ……。リビングにいることはないかな」
「やっぱり!冷蔵庫置いてあるってすごいもん」
「イチイチ下に取りに行くのめんどくさいから」
碧依くんの横にあたしも座った。
カバンから出したのは、碧依くんへのお土産!
近所のお菓子屋さんに売ってた苺のワッフル。
購買でいつも苺ワッフル買ってるから、好きなんだよねー。
「はい、碧依くん。お土産です!」
「ありがと。俺、これ好き」
「良かった〜♪一緒に食べよ!」
「うん。……羽珠、ここ来て?」
手を引っ張られて座らされた場所は、碧依くんの足の間で……
ドキドキしてるあたしとは逆に、平然とワッフルを食べながらスマホいじってるし!
スマホの画面をチラッと覗くと、英語の文書がずらーっと並んだ画面を読んでる。
何これ!?
あたしの視線に気付いた碧依くんが、ボソッと呟いた。
「アメリカの友達からのメール」
帰国子女すごい!!

