ホントはわかりたくなかった。 あの時も蒼伊の口から違うと 言って欲しかった。 俺とは違うとなって 今までと同じように 蒼伊と接することができるのか 自信がなかったんだ。 「シルハはね、貴方たちと同じよ。 行動も、感情も。 ただ、知能が発達してる分 体力を何十倍と使うから まだ子どもの頃は 6時半ぐらいで体力が尽きちゃうの」 「それでですか」 「もう少し成長すれば 長く起きてられるんだけどね」