うちの子? ここには俺と蒼伊しかいない。 たが目の前には 20代にしか見えない女性。 「あのぉ」 「あらやだ。菜希莉の母です」 「あ、クラスメイトの片野って言います」 「あなたが片野くんね! 申し訳ないんだけど うちまでその子運んでくださる?」 「あ、はい」