銀髪少女の就寝時間は6時半



すると蒼伊は

駅前の最近できた高層マンションを

指さした。



「ここ?」



またコクんと頷く。


よかったぁ、通り過ぎてなくて。



「じゃあ俺電車だから。また明日な」



「…また……明日」



かすかに聞こえたそれは

蒼伊の透き通る声だった。