「───だからさ、 あいつテスト終わると 5キロぐらい痩せるんだって」 なんかの流れで俺は蒼伊と帰っていた。 別に俺も帰るところだったから。 ただそれだけのこと。 「てかさ、蒼伊って家どこ?」 俺が喋り 蒼伊は頷くだけだったけど 顔色変えずについてきていた。 俺の言葉に反応しない蒼伊。 ちょっと不安になる。 もしかして、通り過ぎた?