その声は私のものではなかった。 低音で優しい声。 女子たちの顔が青ざめていく。 そして奥から出てきたのは 金髪の女子… 「は、萩野さん…」 「安眠妨害。どうしてくれんの」 鋭い目から軽く殺意が伝る。 「真弥、やばいよ。行こっ」 「う、うん」 逃げるようにして出ていった女子と 取り残された私。