「私、ずっと尚のこと好きだったよ。」
ずっとずっと言えなかった言葉は、驚きと呆れとで、意外とあっさりと滑り出た。
「…まじかよ、早く言えよ。」
「こっちのセリフなんですけど。」
尚の表情は、部屋が暗くなり始めてよくわからない。
「まさかエロ本がきっかけになるとは。
…よくあそこに隠した、俺。」
…えっと、いや、待って?
「尚、もしかしてあのエロ本の人と私を重ねてたってこと?」
「毎日想像してた。
お前さ、俺の前でも平然と寝るだろ。
男として意識されてねぇんだなって思って。
好きな奴が目の前にいるのに、触れないし。
…気が狂いそうだったんだよ。」
罰の悪そうに話す尚に、私の顔は多分真っ赤。
…そりゃあんたみたいにエロいことばっか考えてるわけじゃないですからね!


