ガチャリと音を立てて部屋に入って来た尚は、私を見るなりため息をついた。 「男の部屋でベッドに寝るとか…。 お前、もうちょっと考えろよ。」 「寝ていいって言ったのあんたでしょ。 …それより、女の子の趣味変わったの?」 「は?なんで。」 なんだいきなり、と言った顔をする尚に、私はニヤリと笑って、ひらりとマル秘書物をみせた。 「あっお前な!」 「…イケメンでもてもての尚がこんなのにお世話になってるとは思わなかった。」 顔を真っ赤にする尚に想像以上に楽しくなった私は、声を立てて笑った。