「お邪魔しまーす。」 「あれ、母さんいねーや。」 いないんかい。 今更帰るとも言えず、尚のお母さんが帰って来るくらいまでは尚の部屋でくつろいでようかなと先に部屋に上がった。 …変わんないよね。 生活感満載の、昔から変わらない部屋は尚の匂いがする。 今朝跳ね起きた感満載のベッドにそのまま寝転がると、やっと肩から力が抜けた。 …クラスメイトに無理チューされるとは、なかなかのシチュエーション。 明日から気まずい、気まずすぎる。