幼馴染のバカな嘘。




私は、参加する元凶となったミユキをジロリと睨みつけた。



「ちょっと、ミユキ?」



「まぁまぁ、今度アイスおごってあげるから。」



…いつもいつもアイスアイス。



「許そう。」



ありがたいけれども。

議会ひとつでアイスなら、妥当な所だ。



「尚に連絡しよっと。」



まだ尚は来ていないし。



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今日面倒ごとに巻き込まれたので一緒に帰れないから。
待たないでさっさと帰ってね。

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…お願いだから素直に帰ってくれますように。



ぱっぱとメールを打ってスマートホンから視線を外す。