「凛はショートケーキでしょ。」

「尚はモンブランね。」

「イチゴは最後、な。」

「よくわかってんじゃん。」



そう言って顔を見合わせて笑った。



こんな時、幼馴染なのが嬉しかったりするそんな今日この頃。




幸せな気持ちでケーキにフォークを指す私を見つめていた尚には気づかなかった。