「ただいま…」

「あ!ねーちゃん!」

「おかえり」

「うん…今日疲れたから先寝るね」

「....!お前…」

「ろくさす…」

「......何だ?」

「明日もゲームセンター行こうね」

「......あぁ…」



「うぅ…やめて…痛いよ…やめて…父さん…」

「ん?この声…あいつか?」

カラッ…

「うぅ…父さん…嫌だ…やめっ…」

「寝言?うなされてるのか…」

(…ん…だれ?誰かが私の頭撫でて…)

「怠呀…?」

「違う」

「…ろくさす…」

「お前さぁ…今日何してきた?」

「え?…散歩よ…誰でもしたくなるときあるでしょ…」

「ふぅん?あのさぁ…さっきからお前の腕から…」

「!!」

「物凄血の臭いがするんだけど…?」

「…な…っ?」

「鼻効くんだよね…その臭い何とかしてから言い訳したら?」

「..........っ」

「見せてみ?」

「いや…」

「何で!」

「いや…絶対…」

「良いから見せてみ?」

ろくさすは私の腕を引っ張った

(!!!やめてっ…)

「なにしてんだよ!」

「..........」

「怠呀…」

「離れろ!」

ドン!

「っ..........」

「怠呀やめて!」

「黙ってろこいつ…何しやがった!」

「…なにもしてねぇよ」

「怠呀…いい加減にして…殺すよ…」

「…っち…わかったよ…」

「ろくさす…!」

「!!!」

「ろくさす…大丈夫?」

「何で…何でだよ!!!」

「怠呀…?」