机の上のメッセージ




「気になるやつがいるってやつ。
あぁおれバカじゃん。なに一人で浮かれてるんだろう。

そう思ってやめたんだ。

…だから、さっき朝練の前に取りに来るものがあってここ来た時に。
驚いた。笹島の字だったし。」


…そうだったのか。

飽きられたんじゃ、なかったんだ。


「なんもできなかったヘタレだけど、よかったら俺と付き合って欲しい。

…これから挽回するから。」


そう言って私を離した新君は、私の顔を覗き込んだ。