「私はっ、新君が好きです。」 絶対自分真っ赤だ。 自覚するくらい、顔が熱い。 これは絶対夏のせいなんかじゃ無い。 「…俺、ヘタレじゃん。」 突然そういった新君は、私をそっと腕の中に閉じ込めた。 「あ、あああああ、新君!?」 なんで、どうして、こんなことに。 自分の心臓も、新君の胸の鼓動もはやくてはやくて、その音にさらに鼓動が高まるのを感じた。