平均的な女子の身長の私は、背の高い新君に追い詰められる。 「ねぇ、言ってよ。」 「へ、」 「俺が好きだって。」 両壁に手をついて私を囲った新君(いわゆる壁ドン)は、赤い顔で私を見下ろした。 「え、えっと、その、私はっ…」 期待してもいいのだろうか。 告白を受け止めてくれると 思ってしまってもいいのだろうか。