「誰。…俺なの。」 私がなかなか答えられないでいると、新君はそうやっていってだんだんと近づいてきた。 …ばれてる? 「え、っとー、その、新君?」 ジリジリ近づいてきた彼の顔はなかなか赤くて、私まで赤面してしまった。 そろそろと後ずさると、後ろはもちろん壁で。