…なにやってんだろ。


もう一度大きなため息をついた私が消しゴムでその文字を消そうと思った時。


そうだ。


これで告白しちゃえばいい。


報われなくてもいいから、すぐに消されてしまってもいいから。


想いを伝えたい。


私は小さく決意をして、その日は最終下校時刻まで残って、小さく丁寧に書き記した。



新君、好きです。



届きますように。