「…告白なんて絶対振られちゃうよ。」


確かに優しい一面はあるけれど、それはきっと彼の本質みたいなもので。


普段は私ににこりともしない新君が、私の告白を受け取ってくれるなんて、無いに等しかった。


でも、もし。もしも。


あの机の上のメッセージが彼のものなら。


そうだったらいいのに、と私はため息をはいたのだった。