…ドサッ
俺は屋上に着くとすぐに寝転がった。
「はぁ… 」
空を見ると、雲一つない青空が広がっていた。
………智尋のいる世界は今……どんな空なんだろう?
青空?それとも曇り空?雨空?
それとも…あの日のままの……星空?
智尋は今…どんな気持ちなんだろう?
泣いてるかもしれない…。
一人が寂しくて…ずっと泣いてるかもしれない。
早く助けたい。
助けるためには…あと三年待たないといけない。
智尋を助けられるなら、三年なんてすぐだ。
…そう思ってたけど……早く会いたい。
「もう…大丈夫だよ。」
そう言って智尋をこの手で抱き締めたい。