「で、遥…智尋はいつ帰って来るんやろ?」
「…三年後。俺が助ける。」
俺がそう言うと夕陽は驚いた顔をして俺を見た。
「三年後って…助ける方法わかったん?」
俺は頷いた。
「どうやって助けるん?」
「それは… 」
と俺が言いかけたところで、
授業の終わりのチャイムが鳴った。
「それは…の続きは?」
「…また今度話す。」
「えー!気になるやんか!」
「また今度絶対に話すから。」
「…わかった。絶対やで!約束やで!」
夕陽は俺の腕を掴んで、揺さぶってきた。
「約束破ったら針千本やで!針千本飲むんやで!」
「わかったから…手離して。」
「ハハッごめんごめん!」
夕陽は笑いながら素直に手を離してくれた。
「じゃあ俺、屋上行って来るから。」
「いってらっしゃい!」

