「智尋…帰って来ないね。もう、1ヶ月以上たつのに…。」




智尋がいなくなってから瑠璃は笑わなくなった。




瑠璃だけじゃなく…みんな笑わなくなった。




俺は元々あまり笑わなかったけど…。




「…もう…死んだのかも…。」




「…誰だよ。今言った奴。智尋が死んでるわけねぇだろ!」




智尋は死んでない。




「だって、もう1ヶ月以上たつのに見つからないし。」




「智尋は生きてるよ!俺達が信じて待っとかないと
…智尋の帰ってくる場所がなくなるだろ!」




その時、






~♪~♪~♪







俺の携帯が鳴った。