幸せを、君に。



「どっちがいい?」


席に座る前に天野に聞いた。


「どっちでも…」


俯きがちに天野はそう言った。



…なに?ふてくされてんの?


だったらすげぇムカつく。



俺は窓側の、奥の座席に座った。


それに続いて、天野が通路側の座席に座る。


…こいつの隣嫌だなーと思ったが、仕方ない。我慢しよう。



俺は携帯を取り出し、いじっていた。


ふと、こいつは書類を読んできたかなぁ、と思った。


特に言ってはなかったが、読んでくるのは当たり前だ。


…けど、一応聞いておくか。。