ん〜〜〜!!もうダメもとだ!



私は勇気をだして
男の子に声をかけた。





あき「あの〜。」



男の子は振り向いた。

なんだ。うちの学校じゃん。



でも見たことないし後輩?

いや、意外と先輩ってのもあるよね。





男の子「なに?」




キョトンとした顔をした彼。




あき「あ、あの〜、これあなたのですか??
違ってたらごめんなさい!」




違ってたらどうしよ〜。
このタオルどうしたらいいかな〜。





男の子「あ、ごめん!俺のだ!落ちてた?」



良かった〜。男の子のタオルだったみたい。
持ち主で安心した。




あき「あ、うん、じゃなくて、はい!
踏み切りの所に落ちてました!」




男の子はまたキョトンとした
顔をしたかと思ったら


男の子「ううん!ありがとう♩」




ぴっかぴかの笑顔で
お礼を言ってくれた。





タオル・・・。拾って良かった。




なんだかあたしもいい事を
したなって思えて笑顔になった。