知り合いが沢山いそう。同じ中学の大体がそこの公立高校へ進んでいる。 時折、哲が窺うようにギャラリーを見上げる。 「あの子、誰?」 「え、誰ですか?」 「マネージャーの汐野くんと話してるあの子」 練習試合のメンバーは学年関係なくランダムに出されているらしい。 先輩の視線の先にいるのは、南雲さん。 「汐野哲の彼女さんです」 「え、汐野くん彼女できたの?」 「はい」 話している二人に先程の男子が加わる。本当に仲良いんだなあ。 こうやって哲が練習試合をしているのは初めて見る。