先輩が「愛ですねえ」としみじみ言って、私も遠慮せずにパクパクと口に運んだ。美味しい。
結局の結局、あたしはギャラリーからバスケの観戦をしていた。
周りはうちの学生と他校の学生の黄色い声。
当たり前だけれど、男子の方が圧倒的に少ない中、先輩は平気な顔をして観ていた。
「流石バスケ部。動いてるの見せるっていいよね」
「ここで文化祭の案を持ち出す先輩がすごいです…」
「え? なんか言った砂藤さん」
「何でもないです!」
あたしの方が黄色い声に潰されてしまうかと思った。
それより、練習試合ってウダ高とだったんだ。



