空とマンホール


画用紙や模造紙を運ぶ先輩の後に着いていく。休日の美術室は、冷房か効いていなかった。

「先輩、一人で文化祭の準備するつもりだったんですか?」

昨日の放課後からある書黒板の落書きを消して尋ねる。

それなら、少し寂しい。

先生の話を聞いたからだ。

「その為に今日来たわけじゃないから。時間あったからやろうと思って、月曜に砂藤さんには言うつもりだったよ」

「え、じゃあ今日は何しに?」

「友達がバスケ部の練習試合出るから…あ、砂藤さんも行くんだよね?」

「な…何故」

それを。

名探偵先輩は少し嬉しそうに笑った。