活動する人が多かったのなら、どうして居ないのだろう。
みんな勉強熱心だったとか…?
「でも去年の冬くらいに、運動部から色んな理由で辞めたとか、だけど部活入って内申は取りたいって生徒が美術部に結構入ってきて。異色っていうか、部内がカオスになった」
「それは、確かに…テニスしていた人が急に美術するっていうのは不思議というか…」
シュール、だ。
机に頬杖をついた先生は苦笑して話を続けた。
「溝上は良い方向に転べば良いって言ってたけど、相性もあるんだろうな。元から居た部員と新しく入ってきた部員が何かと対立し始めるようになった。溝上はその間に挟まれる、俺がそれに気付いた時にはもうバラバラになってた」



