まさかまだ熱があるとか。
熱、と考えて思い出したことに頭を抱えた。
まあいいや、どうせ家に行ったところで遊んでしまうだろう。
結が机で勉強を始めるのを見て、自分も鞄から先程まで学校で広げていたものをテーブルに広げる。
敬司の言葉が頭の中で響く。
そりゃあ勿論、結が中学までいじめられていたことに、俺が含まれてないなんて断言はできない。
「南雲さんと勉強しないの?」
う、と言葉が詰まる。
なんだって今日はこんなに頭が重くなる言葉ばかり聞かされないといけないんだ。
「しない。なんでお前が南雲の名前知ってんの?」
「なんでって…今日の朝も話しかけてくれたから」



