「わかった」
頷いた哲パパがあたしの顔を覗きこむ。
「高校までそうだったら、反対しないよ」
目を覚ました。
冷やしピタが自分と同じ温度になっていたので外そうと手を上げる。
上がらなかった。
左腕の先を見ると手を繋がれていた。
え?
ぎくんとしたのが手に伝わる。あんな夢を見た所為か、体温が。
「……哲」
先程は拒否したのに、どうしてここに? あたしの怨念でも伝わってしまった?
応えてもらえない期待をかけるのは怖い。
するりと、繋いだ手を離す。ベッドに突っ伏して眠る哲の頭を撫でた。
哲パパ、ごめんなさい。



