今日のことを振り返って考えた。
昼休みに女子二人にぶつかられた後、あのマネージャーの子、あたしに声かけてくれたんだっけ。
よく考えると優しい子だ。
多分あの子は哲のことが好き……哲がどう思っているのか分からないし聞けないけれど、あの優しいこが哲を好きなのか。
そうしたら、哲は幸せになれるだろうか。
扉の開く音に目を覚ます。夢現の中に、哲の姿があった。
幸せになって欲しいと、世界の誰よりも思う人。
「全然食べてねえじゃん」
お粥の入っている小さい土鍋を見て言う。
「熱は?」
冷やしピタの上から哲の掌が触れた。



