空とマンホール


家に引き取られた当初は、もう少し素直というか何を考えているのか分かる女だった。なのに、小中と上がるにつれて何かを隠すような表情を作る。

高校に上がったってそれは同じだ。滅多に笑わない。

なのに、あの部活の先輩と一緒にいた時は笑っていた。

タイマーが鳴った。練習開始だ。









外から夕陽が差し込んできたのに気付いて、近くに座っていた結を見た。
机に突っ伏して眠っている。シュークリームで爆睡とは。