空とマンホール


あーこういう所だ、子供っぽいの。

何も言わずに相手に分かってもらえると思っている。

「…じゃなくて、今日、一緒に来てた?」

「一緒にって、先輩とは偶然会ったから、美術部の文化祭の出し物も決めて。流れで一緒に」

何でもないように答える。そんなことにもイライラする。

窓の外は未だ明るい。
夏はまだ終わらない。

心配そうに俺の目を覗き込む結から視線を逸らす。

今までどんだけサボってたんだろう。
思っていることを言葉にするのがこんなに大変なことだったとは。

そうじゃないな、多分、これは結にだからだ。