圭…くん?

「このこと、椎には内緒にしとけよ?」

「あぁ。」

ドクンッドクンッ

「あの時俺は、病気だったんだ。治るか治らないかは、五分五分で正直怖かった。」

圭くんっ!

「それがわかったら椎はずっとおれにつきっきりだったろう。そんな俺についてるより、椎にはもっと先をみて欲しくて別れることを決めた。」

ぽろっ