その勢いのまま、ベッドまで走り寄って来ると 「目が覚めて良かった……」 魁さんの手を掴んでいた私の手を引き剥がし、ぎゅっと握り締めたマーク兄さん。 その目には、薄らと涙が浮かんでいた。 「マリアぁ……」 マーク兄さんの後ろにいたアル兄さんは、既に号泣で。 いつもはキリリとした二人の眉が、今は八の字になっている。 「……………………」 あぁ、またこんな顔させちゃった。 「……マーク兄さん、アル兄さん」 前にも同じように泣かせてしまったことを思い出して、ずきりと胸が痛んだ。