「目は覚めたか?」

1人の男が近づきながら聞いてきた。
だが、けして気は抜いていない。

玲「あぁ…、一応聞くがここはどこだ?」

「新撰組の屯所ですよ。」

後ろにいた男が笑いながら答える。
目は笑っていないけど…。

(ハア…やっぱり、昼間の嫌な予感は当たりか…)

そんなことを心の中でぼやいていると、

「おまえ、何者だ?」

と、警戒心丸出しの偉そうな男が聞いてきた。