人と狐と新撰組と


「うわぁぁぁぁ…」

ザク…グサ…グサ…ザシュ

「長州の者には制裁を…
情報がないなら君はいらない…」

「や、やめてくれ! 助けて… お願いだ。  助けてくれ」

グサ…

「ぁぁぁぁぁぁ…」

「ごめんなさい…どうか、安らかに…」

夜、 そこには狐の仮面をかぶり、かえり血を浴びた金髪の少女と無数の死体が転がっていた。