「瑠美くんお菓子いる?」


「これ新発売なんだってー」


甘いもの大好きな僕に、お昼いつもお菓子をくれる女の子たち。


「うん、ありがとー」


僕も遠慮なくもらう。


机に戻ると、友だちの黒澤白斗が呆れた眼差しでこっちを見ていた。