誕生日プレゼントは可動式



「何読んでるんですか?」


本を読んでると初めて声をかけられた。


顔を上げると、そこにはいつも遠くからしか見てなかった顔があった。


「えっ」


梶くん?!


今日は私の誕生日だった。


だから思考回路が狂ってたのかな。


これは神様からのプレゼントだと、勝手に思ってしまった。


「好きなの!それだけだから!」


そう言って、私はその場から全力で逃げた。