日直で早めに学校に来て、暇になったから学校探検をしてた日のこと。


木にもたれかかって本を読んでいる女の子がいた。


僕の足は止まった。


風が彼女のセミロングの髪を揺らすだけで、彼女の周りはゆっくりと静かに時が流れていた。