「梶?」


何で、先輩の隣に白斗がいるの?


並んで座っている二人。


言ってくれればよかったのに。


二人は知り合いだって。


もしかしたら付き合ってるのかもしれない。


二人は僕で遊んでたのかな。


そんなことが頭の中をぐるぐると回る。


そのとき、逃げ出したのは先輩だった。