ひとりじめ


*RUNA*

「楽しかったねー」
「うん!」

日も暮れて私達は帰りの電車を待っていた。

こそっと真理ちゃんに話しかける。

「ど、どうだった?」

「・・・ひどいよ。」

?!?!?


真理ちゃんは涙を流し始めた。


「えっど、どうしたの?!」

男子には気付かれてないみたいだけど
私とみさきちゃんは焦ってなだめる。


「私が、ひどい扱いされるの知ってて誘ったの?」


え?


「みさきちゃんも瑠菜ちゃんも普通に話せてるのに、私だけ・・・!」

「ど、どういうこと?」
「2人で私のこと笑ってたんでしょ?!最低!」

もう、訳が分からない。

すると男子も流石に気づいて
心配そうにこっちにきた。


「どした?」

遊佐が少し優しい声で真理ちゃんの肩をつかみ、私に問いかけた。

「あ、あんた、なんかひどいこと言った?」

「・・・」

遊佐は都合が悪そうな顔をして、ぐいっと真理ちゃんの手を引いて

「遅かったら先帰ってて。」



そう言って、どこかへ消えた。




電車が来ても

2人は来なかった。