涙の光

「なぁー…すみれ!聞いてんのかよ!?」

「あんたまだいたの。」

ひでぇ!と顔を覆ったこいつはまぁ、わざとらしく
「すみれのアホ!」と廊下を翔けて行った。


「…何なのよ、あいつは。」

なんでそんなあたしに構うのよ。

アタシは誰にも聞かれないように
小さく呟いた。