バス停の目の前で、コートのポケットの中のスマホが鳴っているのに気がついた。慌てて画面をタップする。電話は岩井田さんからだった。
「もしもし、三谷です」
「岩井田だけど、三谷さん今どこ? もうバスに乗っちゃったかな」
「いえ、ちょうどバス停に着いたところです。何かありました?」
「いや、違うんだ。そのままそこで待っててくれる? すぐ迎えに行くから」
「……え? どういうことですか」
「いいから、そこで待ってて」
岩井田さんからの電話は、そこで切れてしまった。岩井田さん、一体どうしたんだろう。
仕方がないので、バス停のすぐ傍にあるケーキ屋の前で岩井田さんを待つことにした。外から覗くと、店内はクリスマス一色に飾り付けられている。ガラスケースの中には、クリスマスケーキの見本が数種類並んでいて、つい吸い寄せられるように覗いてしまった。
「もしもし、三谷です」
「岩井田だけど、三谷さん今どこ? もうバスに乗っちゃったかな」
「いえ、ちょうどバス停に着いたところです。何かありました?」
「いや、違うんだ。そのままそこで待っててくれる? すぐ迎えに行くから」
「……え? どういうことですか」
「いいから、そこで待ってて」
岩井田さんからの電話は、そこで切れてしまった。岩井田さん、一体どうしたんだろう。
仕方がないので、バス停のすぐ傍にあるケーキ屋の前で岩井田さんを待つことにした。外から覗くと、店内はクリスマス一色に飾り付けられている。ガラスケースの中には、クリスマスケーキの見本が数種類並んでいて、つい吸い寄せられるように覗いてしまった。


